自己PRを客観視する大事さ

高校受験・大学受験・就職活動・転職活動、それぞれの場面で面接試験が取り入れられていることが多いでしょう。面接の中で必ずと言って良いほど聞かれてくる質問の一つが「簡単な自己PRをお願いします」というものです。

これは、場面によって答えるべき内容がことなっています。例えば、高校受験や大学受験において受験生はまだ、何物でもありません。

したがって、聞く側の意図としては適切な自己分析やこれからの意気込みといった将来につながる何かを期待します。

一方、就職活動や転職活動において、会社は「この人はうちの社風に合っているか」「今後、どのように自社で活躍してくれるか」など仲間の一員として迎え入れるかどうかを考える材料としての自己PRを期待しています。

例えば、独創性を期待しクリエイティブな仕事をしているベンチャー企業において「自分に与えられた仕事は完ぺきにやり遂げてきた」といった内容のアピールをしたとしても、ほしい人物像とは違うと判断されてしまうでしょう。

最近はエントリーシートを事前に作成することが多く行われていますが、それを書く中で自分自身で相手企業の何に共感し、何を魅力と思い、どのように活躍したいかを述べることがあると思います。

それらの内容と自分自身の過去に蓄積してきたエピソードを照らし合わせることでアピールするべき自分の特徴が見えてくるでしょう。一部上場企業であれば、ほとんどの企業がHPを解説しています。

まず、その内容を徹底して読み込むことが大事です。有名な兵法書の『孫子』の「彼を知り、己を知れば百戦危うからず」という言葉の後半は「彼を知らずして己を知るは一勝一負す。彼を知らず己を知らざれば戦う毎に殆うし」です。

就職活動において「彼を知る」のが企業研究であり、「己を知る」のが自己PRの作成であるといえます。

求める人物像として「志は同じだが様々な才能を求める」と掲げている企業に対し、「私の長所は自分で決断し、一人であっても行動することです」といった内容を軸にした場合、独創性はあっても協調性を欠くとみられてしまい選考に漏れるかもしれません。

自己PRは自分のありのままをさらすのではなく、相手の求める人物像と自分の持っている経験や能力が合致していることをアピールする場なのです。

最初は同床異夢だったチームが、一つの目標を共有することによってそれぞれの能力を個性として発揮しつつ成果をだした、などという経験があれば上記の会社でも選考に乗るかもしれません。

自己PRを作るときは、あまりに内省的に自己を見つめすぎず、相手が求める像を意識した客観的なものであるかを見直してはいかがでしょうか。

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